nanai10a / distuss Goto Github PK

現状ではメッセージの content を pulldown-cmark を使用し markdown として解釈していますが, Discord の markup は markdown に準拠しておらず, "似ているだけ" に変わりがないのが現状です. また, Discord の内部的な仕様からも markdown に準拠した html 文書構造を取っておらず, 全くの別物として取り扱うべきだと考えます.

特筆すべきは:

• 改行の扱い
• code block 中の syntax highlight の適用
• heading 1, 2, 3 はサポートするが heading 4, 5, 6 はサポートしない

が現状挙げられる相違点です. また, Discord には他にも特殊な記法を多くサポートしています. 代表的なのは user mention や channel link などですが, それらを考慮するとあくまで markdown として解釈するには無理があります.

従って, この文脈では "Discord flavor markup" のパーサを実装し, 運用するのが適当だと考えます.

現状, この html renderer が使用する dark.css は browser 版の Discord から直接 css を devtools で読んで書き起こしています. がこれは不衛生極まりない上, 書いている私が構造を全く理解しておらず, 見た目を制御しきれずバグをモグラ叩きで潰す形になっています.

これを打開すべく, 且つコードベースを .rs 内部に押し込める意図を含め, tailwindcss を用いた styling に全面的な置き換えを実施する必要がある.

メッセージには content 以外にも多くの要素を含めることが出来ますが, これをどこまで描画するのかは現状全く考慮されていません. Discord は現在進行系で多くの機能をリリースしてきており, 主に Interactions を筆頭とする機能的なコンテンツの追加は進むものと私は推察しています.

これらは確かに Discord 上では実体のある要素として作用しますが, この文脈上でこれを正確に描画することは必要なのかは吟味する必要があると考えます. たった今の私の見解としては: "contents の描画にまず力を入れ, images は部分的にサポートをする. これ以外は描画する必要はなく, 多くの場合で無駄な機能である" とします.

将来的に, この方針は変更される可能性があります.