kmasaya / xaav Goto Github PK

* XAAVとは
XAAVはXlibを使って、AA(アスキーアートファイル)ファイルを見るためのソフ
トウェアです。 それ以外のことはできません。もちろん、テキストファイルな
らどのようなものでも表示できるとは思いますが、文字列の選択などはできま
せん。

* 機能
引数に与えられたファイルを指定されたフォントで表示します。(プロポーショ
ナルフォントを指定すればプロポーショナルフォントで表示されます。 もち
ろん、モノスペースのフォントを指定すればモノスペースで表示されます)

* 使い方
ファイルをコンパイルして、実行するだけです。 実行時の引数が表示するファ
イルになり、複数の引数を持つことも可能です。 "GNUMakefile"は作者の環
境に合わせてあるため、手直しをしないと動かないかも知れません。
例: gmake; ./xaav test_file;

* 必要環境
sys/stat.h
XFree86

* テスト環境
NetBSD 3.1 i386
XFree86 Version 4.5.0
twm (XFree86付属)

* 既知の問題
1. Exposeの時も毎回ファイルをリロードしているので、無駄です。 これは、そ
のうち直すと思います。
2. twmでしか動作確認を行っていないので、ウィンドウの作成座標が指定位置
でできているか、動作確認を行っていません。

* カスタマイズ
"include/xaav_user.h"を修正することで、ちょっとした操作制/見た目の変更
ができます。 以下一覧。

WIN_NAME:
ウィンドウの名前と、アイコンの名前に使用されます。
デフォルト値は、"XAAV"。

WIN_X, WIN_Y:
ウィンドウを表示する座標を指定します。 rootウィンドウの左上を原点とし
て、右/下にいくにつれ値は増えて行きます。(よって、基本的にマイナス値は
ありません。) 作成するウィンドウの、左上隅の座標を指定します。
デフォルト値は、"10"。

WIN_WIDTH, WIN_HEIGHT:
ウィンドウを作成するサイズを指定します。 このサイズはウィンドウ作成時の
瞬間的なサイズに使用され、読み込まれたファイルの大きさで上書きされます。
サイズが"0"のウィンドウは作成できないため、"1"以上の値を設定して下さい。
デフォルト値は、"10"。

FONT_NAME:
ウィンドウにファイルの中身を表示するフォントを指定します。 "xlsfonts"
で表示されるフォントを指定する必要があります。
デフォルト値は、"-mona-gothic-medium-r-normal*12*"。

INDENT_X, INDENT_Y:
ウィンドウ内にファイルの中身を表示する際の、左右/上下のインデントを指
定します。 値は、左右/上下両方に挿入されます。
デフォルト値は、"20"。

QUIT:
プログラムを終了させるキーを指定します。 指定したキーを入力することで、
プログラムを終了できます。 値は、"X11/keysymdef.h"の値で記述して下さい。
デフォルト値は、"XK_q"。

NEXT:
次のファイルを表示するキーを指定します。 指定したキーを入力することで、
プログラムを終了できます。 値は、"X11/keysymdef.h"の値で記述して下さい。
デフォルト値は、"XK_Right"。

PREV:
前のファイルを表示するキーを指定します。 指定したキーを入力することで、
プログラムを終了できます。 値は、"X11/keysymdef.h"の値で記述して下さい。
デフォルト値は、"XK_Left"。