DogTagは9キーのコンパクトなマクロパッドです。
100mm x 100mm 以内のPCBから組み立てます。
リバーシブルに対応しており、2台をTRRSケーブルで接続することで分割型のマクロパッドとしても使用できます。
その他にもロータリーエンコーダの搭載やMXソケットによるキースイッチの付け替え(ホットスワップ)も可能です。
LEDによるアンダーグロウも可能です。
DogTag is a compact macro pad with 9 keys.
It is assembled from a PCB no larger than 100mm x 100mm.
It is reversible and can be used as a split macro pad by connecting two units with a TRRS cable.
Other features include a rotary encoder and MX sockets for hot-swapping of keyswitches.
LED underglow is also available.
部品 | 個数 | 備考 |
---|---|---|
PCB | 1 | リードタイプと表面実装のダイオードに対応。 |
ダイオード(リードタイプ) | 9 | |
m2スペーサー(3.5mm) | 5 | |
m2ネジ(3mm) | 10 | |
リセットスイッチ | 1 | |
TRRSソケット | 1 | |
滑り止めシール | 4 |
部品 | 個数 | 備考 |
---|---|---|
キースイッチ | 9 | Cherry MX互換のもの。 |
キーキャップ | 9 | 全て1u。Chery MX互換のもの。 |
Pro Micro | 1 | |
USBケーブル | 1 | Pro MicroとPCを接続します。 |
部品 | 個数 | 備考 |
---|---|---|
コンスルー | 2 | Pro Microに取り付けます。 |
MXソケット | 9 | キースイッチの付け替えが可能になります。 |
ロータリーエンコーダ | 1 | 親指に近いキーにロータリーエンコーダを取り付けることができます。 |
LED(SK6812MINI-E) | 4 | キーボードが光ります。 |
以下の組み立て方は左手用になります。 右手側の場合は基板を裏返して組み立ててください。
トッププレートとPCBが結合しているので、これを切り離します。
(場合によっては切り離し済みのケースがあります。)
残った接続部分はペンチなどで折ると取りやすいです。
折った場所をヤスリがけすると仕上がりがキレイになります。
ダイオードを取り付けます。
余談ですが、ダイオードは電流の向きを制御する役割があります。
自作キーボードでは主にキーが同時に押されたことを検知する役割があります。
以上のことは知らなくても当キーボードは完成させられますのでご安心ください🙏
ダイオードをはんだ付け穴に挿します。
ダイオードの端の黒い線が、基板の矢印(|◁)側になるようにPCBに挿します。
はんだ付けをするために基板を反対側にします。
この時、ダイオードの足を少し開くとPCBから抜けづらくなります。
はんだ付けを行います。
はんだ付けがはじめての方はこちらの動画を参考に進めるとスムーズに行くかと思います。
(難しそうなイメージがありますが、要はくっついていれば良いのです)
合計9箇所をはんだ付けします。
ダイオードの向きが写真と異なっていないかを確認してください。
リセットスイッチはファームウェアを書き込む際などに使用します。
取り付け位置はキーボードの手前の「RESET」の印刷がされている箇所です。
基板をひっくり返してリセットスイッチの足が穴から出ていることを確認します。
はんだ付けを済ませたらニッパーなどではんだ付け部分を切り取り、可能な限り平らにするとキーボードが安定しやすくなります。
TRRSソケットは、分割キーボードとして利用する場合にキーボード同士を繋げるために使います。
単体で使う場合は使用しませんが、気が変わって両手分欲しくなっても良いように取り付けましょう笑
取り付け位置は、基板手前側の「TRRS」と印刷されている箇所です。
穴に沿って挿し込みます。
いくつか穴が余ってしまうのは、右手側で利用する際の穴です。
はんだ付けの際にひっくり返す時にTRRSソケットが抜けてしまう場合は、マスキングテープなどで固定すると良いです。
ひっくり返して、リセットスイッチと同様にはんだ付けを行います。
(LEDを取り付けない方は、この項目はスキップして問題ありません。)
Rev2以降の基板ではSK6812MINI-Eを取り付け、DogTagを光らせることができます。
下の写真と同じく、PCBの底面に取り付けることで表側へLEDの光が届くようになります。
トッププレートを取り付けます。
取り付けるPro Microによっては、トッププレートと干渉してしまう場合があるので、必要に応じてヤスリなどで削るとスムーズに取り付けられるかと思います。
ネジが2種類同梱されている場合は、左の頭が小さいネジはトッププレート側(表側)、右の頭が大きいネジはボトムプレート側(底面側)に使用します。
最後にトッププレートを取り付けます。
スペーサーとトッププレートをネジで固定します。
Pro Microはキーボードの頭脳となる部分です。
キースイッチが押されたことを検知して、PCにキーの入力を伝えます。
Pro MicroをPCBに固定する際はコンスルーという部品を用いるのがオススメです。
コンスルーを使うと、Pro Microを基板から楽に取り外せるので、メンテナンスがしやすかったり、他の自作キーボードに使い回すことが容易になります。
コンスルーがはんだ付けされたものが遊舎工房さんで販売されているので、難しそう…と感じた方は購入するのもアリだと思います。
Pro Microにコンスルーを挿します。
左手側の場合はPro Microのチップなどが配置されている側が裏になるようにしてください。
(右手側の場合は逆にチップ側が表になるようにしてください。)
Pro Microをはんだ付けします。
トッププレートとPro Microがぶつかってしまうことがあるので、正しく挿されているか側面から確認するとミスを避けられます。
キースイッチの取り付け方は2種類あります。
キースイッチの足がはんだ付け穴(周りが銀箔になっている)から出ていることを確認します。
MXソケットをPCBにはんだ付けし、キースイッチをMXソケットで固定する方式です。
手間が増えますが、キースイッチを付け替えられることがメリットです。
MXソケットのプリントのうち片方のはんだ付け箇所に事前にはんだを載せておきます。(予備ハンダというそうです。)
MXソケットをピンセットで抑えながら、予備ハンダを溶かしながらMXソケットの片方をはんだ付けします。
もう一方のはんだ付け箇所もはんだ付けして完了です。
表面からキースイッチをMXソケットに挿し込みます。
ファームウェアはRemapから書き込めます。
キーボードをPCに接続し、GoogleChromeで上述したサイトを開き「Flash」をクリックするとファームウェアの書き込みが始まります。
Remapでのキーマップの書き換え方はこちら。
QMKへのプルリクエストは下記になります。 qmk/qmk_firmware#15259
完成しましたら、ぜひSNSなどに写真を投稿頂ければと思います。
Twitterのハッシュタグは#DogTagMacroPad
を付けていただけば幸いです。
キットを組み立てた感想や、キーボードを使った所感などをお待ちしております!
また、毎週日曜日の19時より実施されている#KEEP_PDに投稿頂くこともオススメです。
開催の告知は@KEEB_PDにて行われております。
ご不明な点などございましたら、@takashicompanyにメンションやDM頂ければと思います!