net.Dial関数の上位互換として、引数にコンテキストを追加し、コンテキストのキャンセルを検知するDialWithContext関数を作成。

ナレッジワークのインターン「Enablement Workshop for Gophers」の初日チーム課題。

2023年6月現在最新の Go1.21 で導入されたcontext.AfterFunc関数を使用して、キャンセルが発生したら接続を閉じるという実装を行った。

Go1.21 Release Notes

AfterFunc

初期の実装方針では、net.Conn型のSetDeadlineメソッドを使用して読み書きをキャンセルする方針だったが、

キャンセルが呼ばれているなら、コネクションの再利用は考えにくいと判断し、

SetDeadlineを使用せずに直接接続をクローズする方針を採用した。

context.AfterFunc関数を使用せず、Go1.20以下のバージョンにも対応した。

DialWithContextの中で新しくキャンセルを検知するゴールーチンを立ち上げる実装にした。

リークを回避するため、DialWithContextの戻り値にゴールーチンをクローズするcancelFunc関数を追加した。